テラフォ 99話 感想

今週話、個人的には内容が濃かったなぁ、と。

王子様は慶次君じゃなくて西さんでした。ありがとうございました。

忙しくて、のんびり読めない状況なのですが、今週は盛りだくさんでしたね！

おおぉお…ってなりました。

まず、M.O.ゴキなんですが

うわぁ。気持ち悪ー！！

じょうじの口から出てるの、夢に出そう…

でも、いいよ！こういう所がテラフォの大事なとこですから！

早速、イモガイでググってみました。貝殻は意外ととてもきれい！でも顔アップが怖い！

てかですね、これ、14位の能力だったらどうしよう。期待していた14位さんの能力がまるで「スピーシーズ」のアレみたいだったなんて…。しかも死んでるってことになるので二重にショック。

そして爆さんなんですが、

この「夢が小説家」の爆さん、もしかしてオリジナル？

言ってる・考えてることがすごくまともだし、紅ちゃんが彼の目指してるものを知ってるということは、それなりに付き合いが長い＝最初からいた人ってことになるのかなぁ、と思いまして。

それとも、アレキサンダー先輩が、他の班員を殺す前から、複数の爆さんが用意されていたのでしょうか？（「材料」は火星着陸直前に死んだ人たち。背骨ソードさん…泣）

深まる爆さんの謎。いつかすっきりする日が来るんでしょうか。

で、紅ちゃん

いい子なんだなぁ～、と。なんて言うか、73話の先輩への「勝手なお願い」のシーンが、自分なりに納得できました。

紅ちゃんは、西さんだけじゃなくて爆さんにも死んでほしくないし、何か夢や希望があるなら叶ってほしいと、心から思っているようです…。自分には、「可能性」が無いから…

以前にも書きましたが、紅ちゃんは生きて帰れても、知らない男と寝て→殺すという仕事が待っていて、おそらく、自由もほとんど無いでしょう。女の幸せは恋・結婚・出産だけではありませんが、最初からそれが禁忌であるというのは「選ばず、それをしない」というのとは全然違います。それはアドルフさん以上に「利用されるだけの人生」だと思います。その彼女の人生と引き換え得られるのは家族の安全や豊かさなんでしょうかね。紅ちゃんは自分以外の存在のために、自分自身を、はなから捨てさせられているわけです。

だから、周りの人の「可能性」を大事にしたい。瀕死の先輩に残酷すぎるあのセリフを言ったのは、彼はもう助からない＝可能性が無いと思ってしまったからなんでしょうね。だから西さんは助けてあげて！と。先輩にも「可能性」があれば…何か違うアクションを起こしてくれたかも、とも思います…。前回、能力を使う事に躊躇して、爆さんに逆らったのも「人を殺すのが怖くなった」も、もちろんあると思いますが、「可能性のある未来を奪いたくない」という優しさが大きな理由なんじゃないかと思ってます。

先輩の死因は紅ちゃんの毒なのですが、それでも、紅ちゃんは憎めないし、可愛い、生きて！と思う自分です。

もし私だったら、前回の爆さんに叩かれた後にブちぎれて「知るかよ、勝手に戦争でも何でもやれよ！」とか、ふてくされそうです…。紅ちゃんは第3の天使…（他の天使＝イワン君と大天使ミッシェルちゃん）

 ま、だらだら書きましたが、要約すると「紅ちゃんかわいいよ！」です。

王子様展開、来ましたねー！キュンとしました。

慶次君じゃないところがテラフォらしい！慶次君もナイスタイミングで、じょうじを落としてくれましたが。

でも、前に書いてた「これだけはやめて！」展開、慶次君vs西さん、きちゃった。

慶次君が西さんに勝てる気が全然しない…。でも、西さんが慶次君に勝つ要素もあんまり思いつかないんですよ。西さんの最大のアドバンテージである「見えない」はシャコの神眼には通用しないでしょうし、相手は、右腕が再生で細いとは言え、毒にはやられて無いわけですから、万全に近い状態の世界チャンプ・ボクサー。もうすでにほとんど限界だった先輩戦とは状況が違います。

西さんが全裸である以上、紅ちゃんは変態しないと思いますし、爆さんは体動けなさそう。ガチで　ボクシングvs拳法　勝負になるのかしら？！バトルとして、それはそれで、すごく楽しみなんですが…、どっちも死んじゃ嫌ァー！！

メタな話ですが、ストーリーが進まないと思うんで、何らかの形で電波奪回は成功すると思うんですよ。しかし、そのために、人の良い慶次君が（武道の達人とは言え）全裸の女を殺して…って、慶次君もかわいそうじゃないですか！やだ！！心の傷になっちゃうよ！

そんな感じで、心が揺さぶられっぱなしの99話でした。

来週、どうなるか。落とし所が気になるものの、怖い～。でも早く読みたい！